料理写真ブロガーまこです。
デジタル一眼レフカメラには、さまざまな機能やボタン、ダイヤルがいっぱいです。
どのボタンやダイヤルをどの設定にすれば良いかパッと見ただけではわかりませんね。
特にデジタル一眼レフカメラにある、「P、A、S、M」と書いてあるダイヤル。
「P、A、S、Mってどういう意味なの?」
「どう使うんだろう??」
「初心者ならどの設定で撮影すれば良いの?!」
と疑問が沢山出てきますね。
初めてデジタル一眼レフカメラで料理写真を撮影するときの「P、A、S、M(露出モード・撮影モード」についてお話しします。
そして料理写真を撮影するときのおススメの「露出モード・撮影モード」を教えちゃいます。
目次
露出モード・撮影モードって何ですか?
「P、A、S、M」のダイヤルは、「露出モード」や「撮影モード」と呼ばれているダイヤルです。(以下、「露出モード」と呼びます)
この「露出モード」のダイヤルを「P」、「A」、「S」、「M」のいずれかに切り替えて、カメラの「絞り値」と「シャッタースピード」を自由に設定して撮影します。
「絞り値」と「シャッタースピード」を自由に設定することを「露出を設定する」といいます。
例えば、
「ボケが綺麗な写真」
「風景写真など全体をきっちりとピントが合っている写真」
「スポーツ写真など速い動きの一瞬を撮影する写真」
など、撮影するモノや状況、写真で表現したいことを、デジタル一眼レフカメラの露出モードを設定したいときに使用します。
でも「P」、「A」、「S」、「M」という1文字で表していて意味がわからないし、4つも露出モードというものがあって、どれを設定して良いかがさっぱりわかりません。。。
ですね。
では、次は「P」、「A」、「S」、「M」の意味をお話しします。
「P、A、S、M」ってどんな意味?
Pモード(プログラムオート)
「Pモード(プログラムオート)」は、カメラが一番良いという露出(「絞り値」と「シャッタースピード」)を自動で設定してくれるモードです。
これを「適性露出」といいます。
カメラが自動で露出を設定してくれるので、難しいカメラの露出の設定を気にせずに撮影できるので、とても簡単に写真を撮影することができます。
初心者の方やスナップ写真で急いで写真を撮影する場面があった場合は、この「Pモード(プログラムオート)」を使って撮影すると、カメラが自動で露出を設定してくれるので、とても簡単です。
美味しい瞬間を撮影する料理写真には、おススメの露出モードとなります。
Aモード・Avモード(絞り優先オート)
「Aモード・Avモード(絞り優先オート)」は、「絞り値」を撮影者が設定して撮影する露出モードになります。
「Aモード・Avモード(絞り優先オート)」では、シャッタースピードはカメラが自動で設定してくれます。
カメラメーカーにより「A」や「Av」と言い方が異なりますが、どちらも同じ「絞り優先オート」になります。ニコンやオリンパス、ソニーは「A」と表現し、キヤノン、ペンタックスは「Av」と表現しています。お使いのデジカメで確認してみてくださいね。
この「絞り値」を変えることで「ボケ」をコントロールすることができます。
一眼レフカメラで撮影した写真を見ると、前の方にピントが合っていて、背景が「ボケ」ている写真がありますね。
あの「ボケ」をコントロールすることができます。
一眼レフカメラでは、この「ボケ」を撮影できることが醍醐味で、立体感があふれる写真が撮影できます。
とくに料理写真では、綺麗なボケを作ることで、ほんわりとした可愛く、美味しそうに見える料理写真を表現できますし、逆にボケがないカッチリした写真を撮ることで、渋くカッコいい料理写真を表現できます。
料理写真では一番使う露出モードになりますので、初心者からステップアップしたときは、この「Aモード・Avモード(絞り優先オート)」で撮影できるようになりましょう。
Sモード・Tvモード(シャッター優先オート)
「Sモード・Tvモード(シャッター優先オート)」は、「シャッタースピード」を撮影者が設定して撮影するモードになります。絞り値はカメラが自動で設定してくれます。
カメラメーカーにより「S」や「Tv」と言い方が異なりますが、同じ「シャッター優先オート」になります。ニコンやオリンパス、ソニーは「S」と表現し、キヤノン、ペンタックスは「Tv」と表現しています。お使いのカメラで確認してみてくださいね。
この「シャッター優先オート」は動きが速いモノを撮影するときに使うモードになります。スポーツ写真や鉄道写真、モータースポーツ写真などの他に夜景の撮影にも使ったりします。
水の中に野菜や果物を落として、その瞬間を撮影するなどの撮影に使用しますが、それはプロのテクニックのため、ここでは説明しません。
料理写真では、この「シャッター優先オート」での撮影は基本使わないで良いです。
Mモード(マニュアル露出)
「Mモード(マニュアル露出)」は、「絞り値」「シャッタースピード」をすべて撮影者が設定して撮影するモードとなります。
マニュアル露出は、慣れるまではとても難しいですが、慣れてしまうと一番使いやすい露出モードです。
また「絞り値」と「シャッタースピード」を両方使いこなすことで、写真の表現が無限に広がりますので、表現したい幅がグッと大きく広がります。
料理写真では、このマニュアル露出は使うことが多いですが、初心者の場合は、料理写真に慣れてきてから、ステップアップしたときに使ってみると良いです。
その他のモード
「人の顔のようなマーク」や「花のマーク」、「山のマーク」、「CA」、「SCN」など、とても沢山のモードがあります。
それぞれちゃんとした意味があり、そのモードにすることで撮影する表現が違ってきます。
カメラメーカーやカメラによって、モードあったり・なかったりするので、ここでは説明しません。
初心者ならどの撮影モードに設定すれば良いのか?
初心者のあなたが料理写真を撮影するときのおススメの露出モードは、
「Pモード(プログラムオート)」
です。
カメラの露出モードの設定を色々いじっていると、美味しい料理が冷めてしまったり、冷たい料理やアイスなどの場合溶けてしまったりして、美味しい料理の瞬間を逃してしまいます。
最初は「Pモード(プログラムオート)」で料理写真の撮影に慣れましょう。
写真撮影はまずは慣れることが重要です。
僕も急いで撮影するときは「Pモード(プログラムオート)」を使って撮影することがあります。
まとめ
デジタル一眼レフカメラで料理写真を撮影するときの露出モードは「Pモード(プログラムオート)」に設定して、料理写真の撮影に慣れましょう。
次のステップで撮影するときの露出モードは「Aモード・Avモード(絞り優先オート)」を使って、一眼レフカメラでの醍醐味のボケを生かした写真を撮っていければ良いです。
更にその上のステップは「Mモード(マニュアル露出)」です。但しこの露出モードは上級者向けですし、上級者でも使わない人がいるくらいの露出モードになります。
初心者からステップアップしたときに一番使う露出モードは「Aモード・Avモード(絞り優先オート)」になります。
また「Aモード・Avモード(絞り優先オート)」での撮影方法やテクニックは機会を作ってお話します。
「Pモード(プログラムオート)」に設定して、料理写真の撮影に慣れましょうね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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